首尾よく進んでいたコーカサス旅行に邪魔が入った。

(ミネラーリニエ・ヴォーディ駅)
駅を出て、帰りのフライトまでの時間をどうつぶそうか考えていたら
なんと駅前で

警察の哨所に連行されちゃったではないか。
(写真は哨所)
外国人登録に厳しいロシア南部では、警察によるパスポートチェックが頻繁に行われています。
しかし問題なんて岡野さんにはないので関係ないこと。
いつものことだ、と余裕。
が、運が悪かった。よりにもよって岡野さんを連行したこの警官がおばかさんだったんです。
そんな警官2人のした質問:
・ミネラーリニエ・ヴォーディへ来た理由
→旅行です、といっても信じてくれない。
・スタヴローポリ地方における登録はあるか
→ある。けどミンヴォーディではなくピャチゴルスクで登録したから警察のパソコンじゃ確認できず。さらに疑われる。
・ビザに勉強とかいであるけどどこで勉強しているのか。
→モスクワ大学。
・何学部なんだ?
→今は研修みたいなもんだからロシア語しかしてない。
・将来はロシアで働くのか?
→働かない。日本で働く予定。
・もう一度聞くけど、ここへ来た目的は?
→旅行だってば。
・一人できたのか?
→そうだよ。誰も来たがらないからね。
・ミンヴォーディにいたのか?
→ピャチゴルスクにいました。登録の紙に住所書いてあるでしょ?読んでないの?(この辺から岡野さんがいらいらし始める。)
・ピャチゴルスクで何を見たんだ?
→レールモントフ博物館。マシューク山。
・なんでレールモントフなんだ?
→「僕の専門は文学で、興味があるから!そんなこと果たして関係ありますか?」
・麻薬はやってないよな?
→やってないよ。かばんの中でも探してみれば?(あごでかばんを指す。警官、思わずひく)
・ポケットには何があるんだ?出してみろ。
→航空券、お金、学生証、エイズの証明書、保険の証明書。
・(触りながら)おい、ズボンのポケットになにかあるじゃないか、なんだそれ?
→お か ね!!そこまで確認したいならみせよーか?
・(学生証を手に取ろうとして)おっと、何か落ちたぞ。
→ちょっと人の定期落とさないでよ!アクラートナ!!!!(気をつけてよね!の意。若干きれ気味でw)
・(岡野さんの声が大きくなりつつあるのに若干びびりつつ)お、お前いつロシアにきたんだ?
→1月。パスポートに書いてあるでしょ?
・(パスポートをまた見ながら)このビザ期限切れじゃないか!
→さっきそこに有効なビザおいただろーが!!!!(ここでとうとう机をたたくw)
・・・こんなあほくさいやり取りの後警官2人は言った、
「そうか。問題はないな。うん大丈夫。ごめんな、長く引き止めて。」
(皮肉な調子で)「いえいえ、問題がなくてよかったです。ほんとうありがとうございました(怒)」
「そんな怒るなよー。お茶かコーヒーでもだそうか?」
「ぜんっぜんいらない!さよなら!!!!」
(ダッシュで市場へ逃げる)
数ある質問の中で、意味のあるものがいくつあっただろう?
警察官の暇つぶしに付き合わされた岡野さんは、ついてなかった。
そういえば警官に聞かれて絶句した質問がありました:
「お前男の子だろ?何でそんなにきれいなんだ?」
・・・Я крыл нечем.(言葉に窮しました。)
辞書で見たきりのイディオムは、こういうときに使えます(死)

